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当院におけるがん免疫療法

当院におけるがん免疫療法

 

当院では従来の外科治療、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療(他院との共同施行)に加えて第4のがん治療法と言われている免疫療法を施行しております。本来我々の体内には異物であるがん細胞やウイルス、細菌を攻撃する免疫という機能が存在しています。この仕組みを利用してがん治療を行おうと始められたのが免疫療法です。医学論文検索サイトのPubMedにて、key word:

『がん、免疫療法、ヒト(cancer immunotherapy human)』で検索すると2012年で2540件の論文が抽出されます。それほどがんに対する免疫療法は進化しており注目をあつめているのです。

さらに近年新規抗がん剤として話題となっている分子標的剤との併用によるADCC活性(がんに対する免疫機序のひとつ)の増強効果も注目されています。

分子標的剤にはNK 細胞などがもつFcγRIIa やFcγRIIIaを介するantibody-dependent cell cytotoxicity(ADCC)による殺腫瘍機序が存在し,FcγRIIa やFcγRIIIaの遺伝子多型により予後が異なるとの報告もあります。ADCC 活性をもつリンパ球などを用いた免疫細胞療法と分子標的剤の組み合わせによる新たながん治療効果が期待されています。当院ではこのような新規抗がん剤を行った方に免疫療法を組みあわせ、より効果的ながん治療も行っております。某がんセンターで予後2−3ヶ月と言われ緩和治療目的で当院に訪れた方もこのような治療法により4年以上たった現在も元気に通院治療されております。また海外で承認されている新規抗がん剤も当院で使用できるように現在体制を整えております。

もう治療法がなく末期の癌の為、他の病院をさがすように言われた方でまだ治療に意欲のあるかたは是非一度当院を受診なさってください。治療効果には個人差はありますが、できる限りの治療法を一緒に検討したいと思います。

 

がん免疫療法レントゲン

 

 

レントゲン1
レントゲン2