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苦しくない経鼻による胃の内視鏡検査について

一般の内視鏡と極細内視鏡今まで胃の内視鏡の検査は、超小型のカメラが先端についたスコープと呼ばれる管を口から挿入(経口)することが主流でした。しかし、最近では直径が約5㎜ほどの細いスコープが開発され、鼻から挿入する方法(経鼻)が増えてきています。

当院でも、この「経鼻内視鏡検査」を6月より導入しています。

この「経鼻内視鏡検査」はスコープが舌の付け根を通らずのどにも触れないので、経口の内視鏡に比べて、検査の時の吐き気や不快感を大幅に軽減することが可能です。また、検査中に医師と話をすることもできるのです。経口の内視鏡検査を受けて「もう二度とやりたくない」と言っていた方でも「経鼻内視鏡ならばもう一度受けてもいい」という方もたくさんいらっしゃいます。

経口挿入と経鼻挿入

また、従来の経鼻内視鏡は経口内視鏡に比べて画質がやや劣っていましたが、当院で採用した最新式のものは改良が重ねられた結果、ほぼ遜色のない画質で観察できるようになっています。

ただし、患者さんの容態(鼻の形など)によっては鼻からの挿入が難しいこともありますので、主治医に直接ご相談ください。

※図はオリンパス「おなかの健康ドットコム」より引用しています。

聖ヶ丘病院 総合診療科